天職が知りたい
       

天職探しのヒントが得られる小説 村上春樹”色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年”

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村上春樹の小説を読む女性

転職活動をする人に響く小説を紹介します。

村上春樹の小説、”色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)“です。

この本には転職活動をしている人の心に訴えるフレーズがたくさんありました。

主人公は地味ながらも天職に就いています。

転職活動中にこの本を読んだせいか、妙に気になるフレーズが小説の中にちりばめられていましたので紹介したいと思います。

この小説の主人公の多崎つくる

ちなみに主人公の多崎つくるの人物像はこんな感じです。

  • 30代後半の独身
  • 失業中でも仕事に不満があるわけでもありません。
  • 運動は嫌いではないが積極的にするわけではない
  • 顔立ちはとりたてて破たんがないレベル
  • 趣味や特技はない
  • 社交が苦手で初対面の人と一緒にいると落ち着かない人
  • 職業は駅の設計

ちょっ⁉、これ俺じゃんと😆思う人は多いのでは?

転職活動する人をはっとさせるフレーズ

私が自分の転職活動と照らし合わせて気になったフレーズを紹介します

天職とは

つくるは小さいころから駅が好きでそのことを恋人の沙羅との会話シーンで、

「なぜそれが駅なのか、駅でなくちゃいけないのか、うまく説明できないんだけど」
沙羅は微笑んだ。「それがきっと天職というものなんでしょう」

次の仕事を決めずに会社を辞める?

どんなに穏やかに整合的に見える人生にも、どこかで必ず大きな破綻の時期があるようです

私は割と順調な人生を歩んできたと思いますが、仕事を決めずに会社を辞めました。誰にでも何らかの破たんは訪れるのでしょう・

好きなこと

限定された目的は人生を簡潔にする

なんか自分もわかりやすい好きなこと、例えば飛行機が大好きだから飛行機の整備士になりました、みたいにできたらよかったのです。ある意味わかりやすいです。

「限定して興味を持てる対象がこの人生でひとつでも見つかれば、それはもう立派な達成じゃないですか」

一番私の気を引いた一文です。確かに、一つでもそういうものを見つけられればきっと、ハッピーです。

たぶん自分をまっすぐ真剣に見つめるという作業を、俺は怠ってきたのだろう。

自分ももっと10代の頃から自分を見つめる作業をして来ればよかったです。進路相談は大嫌いでした。

自分の持ち合わせていない才能や資質が欲しいと真剣に望んだことはなかったし、

これは、現状に満足しているともいえますし、欲求がそもそもないという少しネガティブに受け取ることもできます。

仕事の向き不向き

形を持たないものごとに考えを巡らすことは、彼のもともと不得手とするところだった。

右から左にたくさんの資金を動かしたり、左から右にたくさんの資金を動かしたり、いつも何か動かしてなくちゃならない。僕はそういう気ぜわしいことに向いていない。

問題点を明瞭にし、チェックリストを作り、それをひとつひとつ丹念に潰していくのは、彼が本来得意とする作業だった。

自分に向いている仕事を探すときに上のような視点で仕事を見ることもできますね



出張の多い仕事?少ない仕事?

「仕事として調理場に閉じ込められたくありません。そんなことをしたら、そのうち誰かを憎み始めるようになります」 (中略) 「コックはウェイターを憎み、どちらもが客を憎む」 中略 「自由を奪われた人間は必ず誰かを憎むようになります。

自分では事務所に閉じこもりたいと思っていた時期がありましたが、仕事を辞め冷静になってみると外出が極めて少なそうな仕事を自分は望んでいないことに気づきました。

営業はどう?

「アオの人柄はセールスに向いていたのかもしれない。基本的にまっすぐな性格だし口はそれほど達者じゃないけれど、人に自然な信頼感を持たれるタイプだ。小細工はできないけれが、長い目で見ればその方がうまくいくかもしれない」

「自分で納得のいかないものを人に売りつけることはできないよ」

転職の選択肢として営業職も考えました。まさにこれらのコメントのように私も悩みました

小説を読んでの感想

上に書いたことはストーリーとはほとんど関係のないことです。😆

上に書いたフレーズは転職活動をし自己分析をしている人なら、グサリ、グサリと胸に刺さると思います。

純粋に小説としても楽しめました。

私は村上春樹の小説は10冊くらい読んでいます。なんだかんだで話に引き込まれるところが好きなのだとおもいます。また文を読むこと自体が楽しいという感じです。

私の思う、村上春樹作品の嫌なところとして、

  • 独特な比喩表現が大量にある
  • 性描写が必要以上に多い

があるのですが、この作品はそうでもなかったのでとても心地よく楽しむことができました。

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