仕事であったことを書きますね。
仕事で猛烈な怒りを感じたんですがよくよく思うとその気持ちを感謝に変換できた話です。
突然のメール
あるプロジェクトがありました。
“行く”のか”行かないのか”経営陣の判断を仰ぐことになっていました。
経営陣が”行く”と判断すればそこからプロジェクトを具体化しお客さんに説明するという流れです。
そのプロジェクトは経営陣メンバーの一人、そうですね役員「A」が持ち込んだものです。
その一方でお客さんに対する”行く” ”行かない”の連絡期限は過ぎてしまっていました。
連絡期限は過ぎてしまいましたが多少は連絡できる余地はありました。
私はそのプロジェクトのとりまとめ的な立場でした。
経営陣には判断を求めていましたが、経営陣の決定会議が何度か遅れ、時間がずるずると経って行きました。
そんなある日、プロジェクトを持ち込んだ役員Aの直轄の部下、そうですね「B」としましょう、から私宛に一通のメールが届きました。
プロジェクトの内容はこうなりました。
(プロジェクトの概要 3行)
何か手伝えることがあったら連絡ください。今日電話します。」
で、メールは終わっていました。
そしてメールのCC欄には12-13名の関連する人たちの名前がありました。
そのなかにはプロジェクトを持ち込んだ役員 Aの名前もありました。
沸き起こる怒り
メールを読んでまず思ったのは
驚きでした。
「なんで行くことになってるんだ?」
行くことに決まったこと
請求書が出ていることからお客さんに正式に伝わっていることも驚きでした。
2ステップ分知りませんでした。
もちろん経営陣の決定会議は行われていません。
請求書には支払期限の記載がありませんでした。
なので添付されていた、そこそこ分厚い関連資料を調べてみると支払期限は4日後です。
私はだんだんと感情が揺さぶられて来るのを自覚しました。基本的に穏やかな性格で「怒ることあるんですか?と人に言われるレベルなのです。
そしてはっきりと、思いました。
「俺は今 怒っているのだと」
- 何も知らされていなかったこと、
- 他部門がやってもおかしくない請求書の処理を私にしておいて欲しいのだと思われますが明記されていない事
- 支払期限が急なのに文面に明記されていない事
- 何か手伝えることがあったら言ってくださいと全てを押し付けられていると感じられる文面
- CCに大量の人をいれてボールを投げたことを宣言していること
これらが怒りの原因でした。
もちろん、文面から感じられることが事実とは限らないし文面に明記されるべきだと思っているのは私の勝手です。
もしかしたら請求書は処理済みで、念のためにコピーを送ってくれたのかもしれません。
とにかく私は上のように感じ不快でした。
しかし救いだったのは、「今日電話します。」と書いてあることでした。
このメールでお終いではないということなので、怒りも和らぎ電話を待つことにしました。
しかし、
電話は来ません。
そこそこのメールを投げておいて電話がこないのはにわかに信じられませんでした。
待てども待てども電話はこないことで私の怒りはさらに倍増、怒りのせいでほったらかして6時15分に退社することにしました。(いつも通り)。
もう感謝しかない
そして一夜明けました。
少し、頭を冷やし自分はそもそも何に対して怒っているのか考えました。
いつの間にか、プロジェクトが何の相談もなく2ステップも進んでいたこと。
これはおそらく私にメールを送ってきたBではなく、このプロジェクトを持ち込んだ役員Aの指示だと思われます。
しかし、考えようによっては2ステップも進めておいてくれたと言えるのです。
自分は何もしていません。
プロジェクトの概要の内容もいいです。あらかたまとめておいてくれたのです。
これはもう感謝しかないです。
何か手伝えることがあったら教えてくれという文面も、これだけやってくれたのだからあとは自分も何かするべきだと思いなおすことができます。
請求書の処理ぐらいしておけばいいではないかと。
それもやらずに君はいったい何するつもりと自問自答しました。
相変わらず、翌日の昼になってもBさんから電話はありませんでした。
何か忙しくて電話する時間がなかったのかもしれません。
「向こうが電話してくるべきなのだ」と当初は思っていましたが、私から電話することにしました。
コメント