「仕事が辛すぎる、転職したい」
「今の職場環境はあってないのではないか?」
「自分はいたって普通で何も特徴がない。」
この本はそんな、今の仕事と自分が合っていないと感じている人におすすめの本です。
この本の性格タイプテストは、「フォーチュン」誌が選ぶアメリカの優良企業500社の多くで採用されています。
全米で75万部のロングセラーになり、日本でも2008年に発行されたのち版を重ねています。
この本を読むことで得られること
言われてみればその通りと、普段は意識していない自分の性格・特徴をぴたりと言い当てられます。
誰しも状況によって行動は変わりますが、基本的に変わらない自信の性格タイプを知ることができます。
そして様々な性格があり、誰にも特異なこと、苦手なことがあることがわかり、自分が特別に劣っているわけではないという自己肯定感を得られます。
また性格タイプごとに以下のことがわかります。
- 自分の長所と短所
- 実力を発揮できる職場環境
- 仕事に関する長所と短所
- 天職についている人の実例
- ビジネス、IT、医療といった分野ごとの向いている仕事
- 就職・転職活動を成功させるための行動案
- 就職・転職活動の際の弱点の克服方法
- 今の仕事を好きになる方法
性格タイプとは
性格タイプとは4つの性質
- I : 内向 (Introverted) ⇔ E : 外向 (Extroverted)
- S : 五感 (Sensing) ⇔ N : 直観 (Intuitive)
- T : 思考 (Thinking) ⇔ F : 情緒 (Feeling)
- P : 柔軟 (Perceiving) ⇔ J : 決断 (Judging)
この4つを組み合わせて性格を判別する方法です。
本の感想
性格テストはあたっていました。
「あ~、そうそうそうそう。」と納得できました。
自分ではおぼろげに自覚していることが、指摘されることでよりはっきりと認識できました。
自分の場合はISFJでした。
IとS ははっきりと傾向が出ていました。
T:思考かF情緒かは自分では第1感では思考タイプだと思っていましたが、よく本に従って検討してみるとF情緒型でした。
P:柔軟かJ:決断かはテストの結果はちょうど中間で、若干迷うところですが本の説明や実例からP柔軟型としました。
その結果から辞めた仕事のことを思い出すと、まさに向いていない職場であったことがわかりました。
無理をしていたな、辞めて正解だったなと思いました。
向いている仕事として紹介されている仕事の種類は少ないと思います。
この本を読んだきっかけ
転職活動をする時にネットできる同様の16の性格検査をやりました。書店でこの本を見つけたところネットよりもまとまっていて情報が多かったので購入しました。
本の概要
2008年にあなたの天職がわかる 16の性格が発行され、2016年に新装版として新たに発売されました。
第1部で性格タイプとは何か、4つの特質とはなにかが書いてあります。
テストもここで行います。設問は全部で34問です。
第2部で16の性格それぞれについて解説。
第3部が天職に就くためのワークシートです。
最後に年齢による性格の変化についても書かれています。
心打たれた言葉
生まれつきそなわっている能力を発揮できる仕事をするのは、利き手で字を書くようなものであり、自分に向いていない仕事をするのは、反対側の手で字を書くようなものなのだ。
自分が利き腕で仕事をしているのかすらわかっていない私にはショックでした。
著者について
ポール・D・ティーガー/バーバラ・バロン:性格診断とキャリア・ディベロップメントの専門家。
25年以上にわたり、個人や企業、キャリア・カウンセラー、就職コンサルタント、人事のスペシャリストなどに対し、
性格タイプによるキャリア・コンサルティングを指南してきた。
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