「無職期間ってどんな生活するんだろう?」
「仕事が忙しくて転職活動している時間がない。このままいったら結局辞められない」
この記事はそんな働くつもりはあるけれど、やむなく無職になることを考えている人に向けて書きました。
無職になるってめちゃめちゃ不安ですよね。
でも実際に無職になったらどんな生活するのでしょうか?
そういう私が40歳の時に
- 仕事をどうしても辞めたい
- でも次の仕事が決まらない
- 転職活動の時間も取れない
ということで40歳で転職活動を優先するために仕事を辞めました。家族がいて住宅ローンを抱える身でありながらです。
結局就職できたのでうまくいったと思っています。それまでの2か月間の無職生活の様子を書きます。
目次
転職(就職)活動中の無職の1日
午前中
午前中はメールチェック、食器洗い、掃除機。面接があったり無かったり。週に2回程度は面接に行ってました。
後は、ハローワークです。
応募するのにハローワークの紹介状が必要なのでそれを作ってもらいに行きます。
失業手当ての為の説明会やら何やらでよくハローワークに行きました。
昼飯は楽しみ
昼飯は外食が多かったです。地元のおいしいお店というのは何年住んでようと意外と知らないものです。
せっかくの無職、割と遠くまで、てくてくと出掛けていきました。
特にラーメンが好きなので地元に特化したラーメンブログ作ったら当たると思いました。
グルメレポート、これこそが天職に違いないと思いました。
しかし、すでに類似のブログがあったので、やる気が失せました。
しかしそれにも飽きてくると、家で簡単な昼飯。料理に挑戦し一時期はオムライスとチャーハン作りをがんばってました。
午後
求人検索と応募書類の作成。履歴書、職務経歴書は応募先の企業毎に変える必要があるのでその文面を考えるのには時間が掛かります。
求人情報も毎日変わるものでもないので、そのうち新着求人くらいしかチェックする事もなくなってきます。
特に希望職種もコロコロと変わってったので、書き直すことが多いのです。
嫁さんの買い物にもつきあいます。
晩飯、食器洗い、風呂などをすると1日はあっという間に過ぎていきます。
無職とはいえ就職活動をしていると暇を持て余しているわけではないのです。
また企業からのメール等の問い合わせ事項は無職なので迅速に対応しないと、何でこいつ無職なのに返事遅いわけ?となります。
就業中であれば業務が忙しくて対応できませんでしたという言い訳が使えるのですが無職だとそうはいきません。
無職生活だからやってみたこと
無職生活だったからやってみたことです。
当然無職でなくてもできるのですが、時間と気持ちに余裕がないとやらないです。
草むらで読書
アーリーリタイアの疑似体験です。
やはりアーリーリタイアには憧れます。
アーリーリタイア後に何をしたいかといったら、真昼間でリゾートホテルのプールサイドで読書に憧れました。
それくらいしか浮かばなかったというのもあります。
暖かい晴れの日に近くの河原で読書しました。
結果?
数時間やれば十分です😅
カフェで、ケーキを食べながらまったり読書
基本的に節約傾向にある私にとっては最高の贅沢です。
だってケーキとコーヒーで700円も払うんですから。昼飯食えるじゃねーか~。
しかも平日の昼間に、カフェ自体が目的なのです。
カフェで本を読むこと
静かに時の流れを感じるつもりでした。
しかし現実は、
おばさま方の集会所になっていて、うるさくてしょうがない。😝
結局ソワソワ落ち着けず、逃げるように撤収しました
神社へお参り、5000円寄付するかどうか迷う
パワースポットだと言われている近くの神社に行きました。
割と市街地にある大きめの神社です。
平日の昼間に行くとひっそりとして誰もいません。
そして、ふと、目についたのが、5000円寄付すれば、私の名前を書いた木の札を神社の境内に飾られるという、サービス?。
めちゃめちゃ揺れました。
だって神社に飾られるのであれば、もしかしたら100年かもっとそれ以上、名前が残るのですよ。
しかしできませんでした。
5000円も勿体ないですが、名を残すというあまりにも不純な動機。
そして名を残してどうするのかという思い。
無職の生活費はどうまかなったか
貯金を食いつぶすだけです。
半年暮らせる分の貯金はあったので、新しい職種に就職できなければ元の職種に戻ればいいと思っていました。
しかし二つの誤算がありました
誤算1 給料は月末締めの当月払いだった
普通は5月働いた分の給料は6月に受け取りますよね。
退職するまで知らなかったのですが、うちの会社は5月働いた分の給料は5月に支払われる会社だったのです。
給料が支払われないので会社を辞めた後、問い合わせて初めてこの事実を知りました。
見込んでいた生活費が1か月分飛んだことになります。
失業給付の支給は退職後3か月から
失業給付、失業手当と呼ばれたりもしますが、これは仕事辞めてからすぐもらえるわけではなく、自己都合の場合、3か月間待たなければいけないのです。
ちゃんと調べておけよという感じですが、退職翌日から貯金を食いつぶすことが決定したのです。
40代で無職の私に対する周囲の目
妻
妻はよく私のわがままにつきあってくれたと思います。
とはいえ、旦那がいつまで無職というか無収入で、少ない貯金を減らしていくのは不安だったでしょう。
私も毎日、就職活動の進捗を話すことになります。面接の予定、どんな求人があったか。毎日いってみれば報告をしているのです。
報告をするためにも、必死に就職活動をする事になります。
まずはどこでもいいから就職してほしいと考える妻と、
数か月かかっても本当に自分がやりたいと思える仕事を探したいと思う私の考え方にはギャップがあり、
何度も何度も話をしました。
妻のお父さん
妻のお父さんには仕事を辞めることは伝えてありましたが、一旦、無職になるとは伝えていませんでした。
幸い、無職生活中に会うことは無かったのですが、仮に会って怒られたとしても、どうしようもないのです。
無職生活は最大で半年にする、だからそれまでは待って欲しいと言うだけです。
近所の人
うちは近所付き合いがあります。挨拶とちょっとした立話し程度です。
妻が早々にうちの旦那は次の会社決まってないのに仕事辞めて困ってると、噂話し大好き、お婆さん含め喋ったので、私が昼間うろうろしてても、それ程、何も言われませんでした。
子供のデイサービスの送迎の人
うちの子は学校が終わった後、デイサービスにいきます。そしてデイサービスの人が平日は毎日子供を家に送ってくれます。
そして玄関で子供を迎えるのは私の役目です。
もう、毎日、毎日会うのです。デイサービスの人もこの父親は何故、毎日この時間に家にいるのだろう?どんな仕事をしているのだろう? そう思うに違いありません。( ´艸`)
無職生活中は楽しく暮らせた
当の私は無職でどんな気持ちだったか。
それ程、焦ってはいませんでした。とはいえ焦りはありましたよもちろん。その一方、無職生活を楽しんでもいました。
平日の昼間が基本的に自由なのです。これがむしろ、普通の生活なのではないかそう思いました。
3ヶ月無職が続くと、企業側は、この人は働く気のない人と見なす傾向があり、書類選考が通りにくくなるそうです。
しかし私は無職期間は最大で貯金が尽きる6ヶ月迄と決めていました。
幼稚園に入学して以来30年以上、どこかに通って来ました。もし就職したらあと二十年以上またどこかに通うのです。
長い人生の中で半年無職だから何だというのだという思いもありました。
半年経って就職先が決まらなかったら、前の職種と結局同じでもいいのでなりふり構わず、就職するつもりでした。
自分の立場をわきまえる
仕事で苦労しさんざん悩んだ末に無職になりますよね。
自分のことだけでいっぱいいっぱいです。
「とにかく休ませてくれ!!。」
奥さんにあたってしまうこともありますよね。
まさに逆切れです。
しかし、
しかしですよ。
わたしは
妻の作った食事を食べ、
妻が沸かしてくれた風呂に入り
妻に洗ってもらったパンツをはき、
妻が干してくれた布団で休んでいました。
そして、わたしの妻はパートをし
無職のわたしは「休ませてくれ」と言っていました。
このような状態を客観的にみると、完全に奥さんに寄生している状態でした。
「この家の食い扶持はオレが稼いでいるんだ。」
働いてさえいれば、家庭内の序列がでどれだけ低くとも暗黙の了解として、
「お父さんはえらい」
と子供も認識していました。
しかし、無職では、父の威厳は完全に失われているのです。
妻に不安を感じさせないように期限を約束する
無職の旦那を抱えた嫁さんは将来に対しての不安を感じます。
女性はもともと悪いことをさらに悪い方向に考えがちです。
嫁さんに不安を感じさせないようにしましょう。
何もせずに休む期間は最大で1週間
「とにかくしばらく休みたい。」
そういう時はなにもせず休む期間をあらかじめ嫁さんに了解してもらいましょう。
ただし何もせず休む期間は最大で1週間くらいです。
就職の最終期限を約束する
1週間たっても転職活動を始めたくない場合もありますよね。
そういう場合もしっかりと奥さんの了解をもらいましょう。
そのときは就職する最終期限を奥さんと約束しましょう。
わたしの場合、就職する期限は退職してから6か月後にしました。
期限さえ守ればその間あなたはどう過ごしてもいいのです。
逆に、期限には就職を必ずしなければいけません。
その時は、学歴だの職歴だのといったプライドは一切捨てて就職期限を守らなければいけません。
1週間休んだ後は活動をする
1週間休んだ後は、もうダラダラと休んではいけません。
家事・育児どんどん手伝いましょう。
手伝うという感覚は少し違いますね。
転職活動をしていない無職の場合、家事が自分の仕事のつもりで取り組みましょう。
奥さんからするとあなたはニートです。
只々自分に甘え・すがってくる存在になってしまいます。
「わたしはあなたのお母さんじゃない。」、
やがてあなたはいない方がいい存在になります。
「この旦那はだめだ。」
女性に一度見切りをつけられると挽回できません。
そして、自分のことしか考えられない無職の中年男には見切りをつけられたことを察する能力もないのです。
海外ドラマに登場するアメリカ人女性のように感情を爆発させ、引き留めるあなたの手を振りほどいて家から出て行ってしまうかもしれません
そうならないように家族の役に立っているという存在価値をアピールしましょう。
いなくなると困る存在になりましょう。
転職活動を始めたら活動内容を知らせる
転職活動を始めたら奥さんにその状況を伝えましょう。
- どこの会社に応募している
- 何社応募している
- 応募してから何日経ったか
- 面接にいつ行くか
- 今日の転職活動の成果
転職活動がどのように進んでいるのか。
無職の旦那に配慮すると転職の進捗状況は奥様にすると聞きたいけど聞きにくいところです。
自分から話しましょう。
夕食の時に毎日伝えましょう。
「大丈夫。ちゃんと期限までに働くからさ。」
といわれたところで奥様は何の安心も得られません。
転職の活動状況を詳しく知ることで就職の期限を守るつもりがあるのかないのか奥さんは察することができます。
そうすると奥さんの不安は軽減されます。
ここからは無職期間を私がどう過ごしたかを書いていきます。
40代で無職になった理由
元々働いていた会社の仕事が嫌で嫌でたまりませんでした。
こんなに嫌なことを定年まで更に20年間も続けることは人生の無駄で、恐ろしくなり、自分がもっと活躍できる職種、天職があるはずだと辞めることを決めました。
会社を辞めずに転職活動を始めました。
転職活動はどれだけうまくいっても、別の会社に行けるのは3か月後。
3か月ですら今の仕事はもう続けたくありませんでした。
その一方、会社勤めでクタクタになって家に帰ってきてから始める転職活動は、なかなか進みません。
転職先は決まっていませんでしたが退職届を会社に提出しました。
退職届を出したあとの引継ぎ期間や有給休暇消化の間に転職活動を続ければ転職先は決まると思っていたのですが、実際は決まりませんでした。
次の会社決まってないんだから会社をやめなくていいと言ってくれる暖かい人達がいましたが、転職活動(無職だから就職ですね)に集中するため、会社を辞め無職になりました。
無職生活を振り返って
今となっては二ヶ月の無職生活は遠い昔です。
そういえばそんなこともあったな程度の感覚です。殆ど思い出すこともありません。
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