転職活動する人へ
       

1ヶ月で会社を辞めたい40代へ、円満に退職する方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
仕事の引継ぎがうまくいって退職できたサラリーマン

仕事を辞める時に、一番怖いのは会社との退職がらみのトラブルですよね。
20代と40代に合計2回の退職を経験した私が、会社を円満に辞める方法を紹介します。

退職までに必要な時間、引継ぎの考え方、退職届の例、上司に退職を伝え方。そしてその後の動き方。

会社に合わせるのではなく自分から動いていきましょう

いつやめられるの? 退職するための下調べ

一番の心配はいつ辞められるかでしょう。

法律上はどうなっているの?民法 627条

まずは民法を見てみます

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

2 期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。

3 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。
(やむを得ない事由による雇用の解除)

e-Gov法令検索より

普通のサラリーマンは2週間前に会社に伝えれば法律上は退職できることになります。

就業規則を熟読する

就業規則はよく確認しておきましょう。
退職する前には少なくとも何日前に届けることなどという記載があるかもしれません。

退職する時はひと月以上前に届け出ることといった民法とは異なった記載があるかもしれません。
どうしても2週間で辞めなければいけないので限り、円満退職を目指すのであれば、就業規則に従った方がいいでしょう。

それと同時に、憲法に記載ある通りあなたには職業選択の自由があるということも認識しておきましょう。

退職金の規定もしっかりと確認しましょう。
支払われる退職金の額も当然ですが自己都合の場合の額です。
会社都合よりぐっと少ないのが常です。

退職までのスケジュールを決める

それでは退職日の目標を自分で決めてください。

関連記事 : 転職活動の平均的な期間, 転職目的がはっきりしている場合

引継ぎはどこまでやるの

仕事の引継ぎが終わったら退職するという考えはやめた方がいいです。
退職日までに引継ぎをできるだけ頑張る、程度の認識でいいです。

あなたの仕事を完ぺきに引き継ぐことなどそもそも無理なのです。
引継ぎの最中にも新しい仕事が常に湧き上がってきます。

あなたが退職した後も会社は何とか回っていきます。

仕事の節目を考慮して退職日をずらすか?

あなたが仕事の節目まで頑張れば、その仕事は完全にきれいさっぱり消える。
そういう場合でない限り節目まで頑張ってから退職するというのは、やめた方がいいです。

仕事が一つの節目を迎えると、新しいフェーズが始まることが多いです。

そして会社というのは1週間や2週間単位で常に何らかの節目のイベントがあるものなのです。

新しい節目から後任の人が今日からやりますといったところで、後任の人は何もわかっていないのが殆どです。

結局あなたに、問い合わせや依頼事項が集中することになります。
後任の人が機能するまでもうしばらく、会社に残ってくれという話になりかねません。

節目は気にせず、むしろ節目の前に退職日の目標を決めましょう。

私の場合は、届け出から5週間後に退社、
最終出勤日は3週間後、そのあと2週間、有給休暇の消化をすることにしました。

就業規則上は退職日の1か月前に届け出の必要がありました。
届け出から2週間後と4週間後、そして6週間後に業務上の節目のイベントがありました。そのあとも各2-3週間後にイベントが予想される状況でした。

退職届を作る

続いて退職届を2部作ります。
一部は会社提出用で一部は自分用のコピーです。

理由は一身上の理由、これで十分です。

参考までに私の例を載せておきます。

退職届 横書き

退職届


ワードファイル退職届

たいていの会社は所定の書式があるので、書き直すことになります。
事前にその書式が入手できるのであれば、それを使った方がいいです。

退職届を印刷しハンコを押し封筒にしまう。
封筒に退職届と書く。ボールペンで構いません。
すぐ上司が開けられるように封筒の封をする必要ありません。

作業時間は5分かからないはずですが、実際は結構時間がかかります。

そして自分はこれから会社を本当に辞めるのだという実感がぐっとわいてきます。

退職届か退職願いか

退職願いはあとで取り下げることができ、退職届は取り下げることができないらしいです。でも実際には取り下げるつもりで退職願を出す人はいないのではないでしょうか

本当に退職したいか再確認する

ここまでが準備です。

まだ後に戻る道もあります。
転職先の仕事が決まっていたとしても、相手側に大きな迷惑をかけることになりますが、まだ今の会社にとどまることができる段階です。

あの、
つらいけれども、
平和な日常に、顔なじみの同僚達と過ごす生活に、
戻ることができるのです。

ここから先は未知の世界です。
どちらに行きたいか選択しましょう。

人は失敗を恐れますが、同時に成功することも恐れるのだそうです。

直属の上司にすぐに退職することを伝える

退職することを伝えられた上司
さて、ここからは夢物語が現実になっていく段階です。
退職に向けて行動していくことになります。
仕事を辞めると決めたのであれば、今の会社の業務に積極的に執着する理由はないはずです。

月曜日でしょうか、朝1に上司にコンタクトを取り、別室に来てもらいましょう。
とても大事な話がある、5分だけくださいといえば、時間を作ってくれるでしょう。

上司が出張であれば、電話でもいいですし、メールでもいいです。
とにかく辞めること、退職予定日を伝えることが第一です。
そしてこの日が退職の届け出の日となります。

早く伝えた方が早く退職できるのです。

退職届を手渡しできなくてもスキャンした退職届をメールで送り退職届の原本は出張からもどったら渡すこともできます。

これだけ、携帯電話とネットの普及した世の中です、おそらくそのメールを見た上司はすぐにその上に伝え、対策を取り始めるはずです。

翌日にはあなたの上司とその上司、そして関連する役職者にあなたが辞めることが知れ渡ります。

会社からの引き留め

会社は当然あなたを引き留めることになります。
会社は従業員が辞めないように精いっぱい努力する義務があるのです。

上司にすれば部下が辞めるという評価の下がる要因にもなります。

また経験豊富な40代のあなたの後任を準備するというのは、不可能です。
また一月後までに後任を探すなんて無理です。
このプロジェクトが終わったら、
もう少し切りのいいところまで、何とか引き延ばそうとしてくるはずです。

最悪、上司が、認めないとりあえず考え直せなどと言ってきたら、
それでは人事に伝えますとあなたの意志が固いことを示しましょう。
そして堂々と人事でも総務でも、上司の上司でも伝えたらいいと思います。

退職の理由を伝えると会社に交渉の余地を与える

今の会社を辞めると決めているのであれば、退職の理由を会社に伝えるのは、あなたにとって何のメリットもありません。

忙しい、給料が安い、やりがいが低い、
いかなる理由に対して上司は改善案を示し、あなたを引き留めようとするでしょう。

上司をなめてはいけません。
老練なテクであなたを丸め込もうとしてきます。
その改善案が実施されるかどうかはおおよそ自分で判断できるはずです。

一番安全なのは理由を言わないこと

「すみません、一身上の都合です。」
これを何度聞かれても繰り返すのがベストです。
上司との面談はこれで乗り切り、会社を辞めることを決定事項にするのがまず第一です。

お世話になった上司にこういう態度をとるのは辛いものがありますが、理由を伝える機会は後でなんぼでもあります。

私の場合は、1回目の転職はこれで通しました。
2回目の転職では、素直に今の仕事はつまらない、人生をもっと前向きに生きたい、別の職種がしたいとその会社にはない未経験職種への挑戦を説明しました。

それじゃあ、しゃあないなと上司はすんなりと受け入れてくれましたが、退職の時期は必死にずらそうとしてきました。

会社は後任さえいれば別にあなたでなくても回っていくのです。

スティーブジョブスがいなくなってもアップルは存続し続けています

転職先が決まっていない退職の場合は、退職の時期の合意に、強い意志が必要

あなたの次の転職先が決まっていない場合、あなたが希望する退職時期をさらに引き延ばそうとしてきます。
「次の仕事が決まってないなら、もう少し辞める時期をずらしてくれないか?
その方が君にとってもいいだろう。」

私は条件付きで辞める時期を2週間ずらしたのですが後悔しました
その条件は、
「面接の予定が入った場合、会議がの予定があろうが何があろうが面接を優先する。」

しかしそれも後悔しました。日中、会社で仕事をしているとやはり、転職活動が進まないのです。
しかも、もう全くやる気のない仕事を、さばくのは苦痛でしかないのです。

どうせやるなら、週二日勤務とし、残りの3日は有給消化を取るという案もあるかもしれません。
しかし、これもお勧めしません。心理的に会社に束縛されているため、冷静に、よりまっさらな心理状態で新しい転職先を探せません

どうせならさっさとやめて、まとめて有給休暇をとった方が、いいです。

また転職先が決まっていない退職の場合、色々と心配してくれる人が出てきます。
しかも本気で生活できるのか、嫁さんも子供もいるんだろと心配してくれる人が引き留めをしてくるとなおさら心が折れそうになります。

あなたが退職することを周りに知らせる

円満に退職することを目指すのであれば、こちらから積極的に動いていく必要があります。
酷い上司であれば、後任が決まらないから退職時期をずらしてくれと頼んできます。

円満に退職するのはもちろんですが新しい職場に円満に入社するためにも退職日は守る必要があります。

上司に退職することを伝えた後、誰になにを引き継いでいけばいいのか自分の方から確認しましょう。

人事部に退職することが伝わっているか

人事部にも自分からあなたの退職が伝わっているか確認しましょう。
上司からあなたの退職が伝わっていないと、退職するための手続きのせいであなたの退職日がずれるような事態が生じかねません。

そして退職日までに業務以外でもやるべき事を確認しましょう。
会社の備品や健康保険証の返却、退職に関する書類の記載、

仕事の関係者へ退職を知らせるタイミング

ここは上司と相談した方がいいです。
後任がすんなり決まればいいですが、後任はそう簡単に決まりません。

相手を見る必要がありますが、私は深く業務に関わる相手には自分からどんどん、辞めることを伝えていきました。

そうする事によって、関連する人たちからも後任を早く決めるようにというプレッシャーを与えることができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る